短納期を実現する自社一貫体制

旋盤加工・大型旋盤加工・金属加工・マシニング加工を手掛ける北九州市の「西本町鉄工所」は、短納期にもお応えできる柔軟性を強みのひとつとしています。キーワードは設備導入とIT管理、自社一貫対応。九州エリアを中心に全国各地のご依頼を承ります。それぞれの取り組みについて、以下でご紹介します。

短納期を実現するのに必要なのは高い生産性です。この維持向上には、前提として高い技術力が必要になります。しかし、当然ながら人的リソースには限りがあるもの。それを補い、さらに発展させるためには設備力が欠かせません。弊社は大規模な設備投資を行ったとこで、効率的な生産体制を実現。結果として、生産余力も生み出しました。幅広い技能を持った作業員を横断的に各セクションへと配置できるため、すき間のない製造を継続できています。

業務効率化とITは相性がよく、導入によってさまざまなメリットが享受できます。弊社がIT管理をどのように活用しているかについてご紹介します。

過剰在庫には、最終的な破棄という経済的デメリット、省スペースを妨げるという保管的デメリットの2種類があります。いずれも資金面を圧迫する可能性を秘めており、それを補うためには製造単価の引き上げが必要になるケースも少なくありません。IT管理による在庫の最適化はこうしたムダを省き、低コスト化を実現するのに有効です。

属人的な管理業務は引き継ぎの工数や情報共有などのロスを招き、コスト面においても情報制度においても問題が散見されます。一方、IT管理を導入することによって一連の作業が可視化できれば、より精度の高い流通・人員のマネジメントが実現可能。ロスの少ない効率的な生産体制の確立につながります。また生産の負荷も把握できるため、柔軟な納期対応や、お客様への迅速なレスポンスが可能になりました。

ほとんどの場合、取り違えやご出荷はヒューマンエラーによるものです。納期をお急ぎのお客さまや厳密なデッドラインを設定されているお客さまにとって、あってはならないミス。しかし、クレームが入るまでミスに気づけないというケースも少なくありません。IT管理の導入は、人的管理で起こりうるこうしたトラブルの削減に役立ちます。

弊社では、お問い合わせから納品まで、自社一貫による責任生産を行っております。メリットはスピードとコスト、そして安心です。余計なマージンが含まれないからこそ、迅速かつ最適な費用で製品のご提供が可能となります。加えて、お客さまとお打ち合わせをした担当者が自社にいることは情報伝達の精度維持につながり、品質面での安心にも直結します。そしてこれは、設備の充実によって対応力を強化し続けてきた弊社だからこその強みです。