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西本町鉄工所の金属加工
「西本町鉄工所」では、金属加工の手法として主に旋盤加工とマシニング加工を採用しています。こちらのページでは、それぞれの加工法の概要などをご紹介します。その他、各種熱処理や表面処理、ステライト硬化肉盛など、加工後の処理・仕上げについても弊社にて一貫してお引き受け可能ですので、ぜひご相談ください。九州エリアを中心に全国各地のご依頼を承ります。
旋盤加工とは
「旋盤加工」とは切削加工の一種で、旋削加工に分類される加工法です。回転する被工作物に工具刃物を当て移動することにより望みの形状寸法に加工することが出来ます。基本的には丸い部品を製作するときに用いられます。なお、近年は加工プログラムによって回転速度、送り速度、加工形状を数値制御するNC旋盤の登場で、加工品の精度や作業効率が飛躍的に向上しています。
西本町鉄工所の旋盤加工について
弊社は創業以来、旋盤加工を中核技術として歩みを進めてまいりました。導入しているターニングセンタ・NC旋盤は計34台。Φ100~Φ2000まで、さまざまなシチュエーションに対応可能です。また、6つのパレットチェンジャーを搭載した東芝TMD-16ターニングセンタは、Φ1500チャックを6パレット装備し、夜間の連続無人運転も可能にしました。また弊社ではツーリングシステムにCAPTシステムの導入を進め、段取り時間や工具交換時間を大幅に短縮する取り組みを行っております。弊社の特徴である大規模な旋盤設備はリードタイムの大幅な短縮と柔軟な納期対応を実現します。今後も、旋盤加工の技術追求を続けてまいります。
マシニング加工とは
マシニングセンタは、事前に設定された数値情報を基に、工具交換を含む金属加工をコンピュータ制御で行える金属加工工作機械です。これを用いた手法のことを「マシニング加工(マシニングセンタ加工)」と言います。
マシニング加工はさまざまな種類の加工法に対応します。切削・穴あけ・曲面など、用途に応じた加工が可能。さらに、プログラミングによって異種加工を自由に組み合わせられるのも特徴です。そのために、マシニングセンタの内部にはさまざまな切削工具が格納されており、必要に応じて自動的に工具が交換されながら作業が進められていきます。
最大のメリットは機械自動化による精度の高さ
極論を言えば、マシニング加工と同じように異種加工を組み合わせた製品づくりというのは職人の手でも可能です。しかし、繰り返し同じ作業を行い、寸分違わぬ精度を求めるという場合においては、マシニング加工が有利になります。
特に複雑な形状の加工では、工具交換なども含め細かな作業が求められます。人の場合はヒューマンエラーを起こす可能性もありますし、数値が狂うことも少なくありません。一方、マシニングセンタであれば、常に確実な精度が約束されます。
ただし、マシニングセンタを制御するのはあくまでも人です。弊社では、高い技術力を持つオペレーターがプログラミングから加工までを一貫してお引き受けいたします。ぜひご相談ください。
弊社では、5軸マシニングセンタ2台、縦型マシニングセンタ3台、5軸マシニング・ターニングセンタ複合機1台を設備しております。中でも、弊社自慢のオオクマ社製VTM-2000YBはΦ2000までの大型ワークに対応可能です。1チャックで5軸マシニング加工とターニング加工が同時に出来るため、工数も削減できる優れものです。